受かる人と落ちる人
診断士試験において、受かる人と落ちる人の違いって知っていますか?
まずは、1次試験について。
もちろん、一概には言えずに色々な要素が考えられます。
でも、あえて一つだけ言うならば、
「1次試験に落ちる人は、受かるまで勉強を続けられない人」
「1次試験に受かる人は、受かるまで勉強を続けられる人」
です。
「え…。なんか頭悪そう」
とかいうのはやめてください。
1次試験ではだれもが明らかな正解を知っていますし(正解が公表される)、3年間の科目合格制度までありますし、更に何度でも受験することが可能です。
ここまでくると、受験を続ければ続けるほど有利になるのは自明です。
さて、次は2次試験について。
こちらも、もちろん1次試験と同様に一概には言えません。
ただ、1次試験とは「受かる人と落ちる人の違い」は全く異なります。
2次試験に落ちる人は、
「方向修正ができない人」
です。
2次試験に受かる人は、
「方向修正ができる人」
です。
これは、とても怖いことだと思っています。
なぜなら、これを言い換えると
「どれだけ学習を続けても合格できない恐れがある」
となるからです。
2次試験では、模範解答が公開されていません。
そのため、進むべき方向を間違えていると、どれだけその方向へ一生懸命に進んだとしても、永遠にゴールにはたどり着きません。
もちろん、ゴールがどこにあるかなんて初めは誰も分かりません。
明暗を分けるのは「試行錯誤」、つまり「方向修正ができるかどうか」です。
方向修正ができるのであれば、受かる人と受からない人の違いは1次試験と同様になります。
つまり、受かる人は
「受かるまで勉強を続けられる人」
になります。
2次試験合格のためには、自分の考えた解答(すなわち、現在むかっている方向)だけが正しいのだと思うのでなく、ゴールを見つけるための試行錯誤が必要になります。
万が一思い当たる節があるのであれば、一度視野を広げ、色々な解答を読んで
「この解答の良いところはどこか」
を無理矢理にでも考えると良いと思います。
これにより一段高い立場から、「ゴールがどこにあるか」を探すことができるようになります。