60点を目指すな!2次試験の点数目標 ~ふぞろい活用Ver

多くの受験生は、2次試験で平均60点を目標に勉強をしていると思います。

しかし!

この60点を目指して学習してはいけません!!

確かに、本番で平均60点を取ることができれば合格できます。

でも、模範解答が公表されない以上、「自分が正解だと感じる要素」を60点分記入したとしても、絶対に60点になることはないんです…。

50点のように下振れするか、70点のように上振れするかのどちらかです。

今回は、ふぞろいな合格答案を用いて、点数目標を設定する方法をお伝えします。

◆2次試験におけるゴール(正解)

そもそも、2次試験のゴール(すなわち正解)というのは、過去の合格者の再現答案などを分析することでしかあぶり出すことはできません。
そして、これを行っているのがふぞろいシリーズです!

詳細は、”合格までの論理的勉強法”にて解説しています。
また、 企業診断2019年9月号にも寄稿しましたので、ご興味があれば一読を。

https://www.doyukan.co.jp/store/item_2019091.html

◆ふぞろいを用いた点数目標設定方法

ふぞろいは統計的に2次試験の正解を導いてはいますが、これは必ずしも協会の求める正解であるとは限りません。

ここで、ふぞろいを用いて学習する際の点数目標の設定方法を考えます。

まず、ふぞろいを用いて得点開示された再現答案を採点します。できれば数は多い方がよいです。

これで、開示された点数(つまり、本当の点数)と、ふぞろい式の点数を比較します。

もし、10点ほどふぞろい式点数が高くなるのであれば、ふぞろい式で60点を取っても、本番で50点になり得るということです。

そして、このケースでは、普段から70点を目標に勉強するべきです!

これにより、ふぞろいの誤差を考慮したとしても、60点を取得して合格できます。

2次試験では、点数の目標設定は本当に難しいです。

ふぞろいを用いて学習されている方は、このような方法を試してみるのはいかがでしょうか?