あと10秒!ふんばり勉強が合否を分ける
毎日たくさん勉強していると、
「もう今日はいいや…」
ってなってしまいますよね???
ここで、もしも、あと5分・10分・30分(!)勉強できたらすごくないですか?
長い目でみると、勉強時間にものすごく大きな差ができます。
もちろん、精神論を語ったところで勉強時間なんて伸びないことは分かっています。
では、どうしたよいのでしょうか?
それは、
あと10秒だけ頑張ることです!!!!
…
「10秒だけで一体何が変わるんだ」とか思ったそこのあなた!!
正確には、「10秒だけ」ではないんです!
「最低10秒は頑張る」ということなんです!
つまり、最低でもあと10秒は勉強をしてみて、10秒を超えたらもう自由なんです。
フリーなんです。勉強をしてもいいし、お酒を飲んで寝てもいいんです。
実はですね、一旦勉強を中断した後に再度勉強を始める場合、勉強を続けることよりも、勉強を開始することにエネルギーが必要になるのです。
つまり、勉強を続けられるだけのエネルギーが残っていても、勉強を開始できないということが起こりえます。
そんな時に、
「あと10秒間だけやって、それ以降はもう好きにしていい」
と考えると、勉強を開始することに必要なエネルギーは小さくなります。
そして、いざ勉強を開始してみると、大体10秒以上勉強できるものなんです。
◆理系的な説明
理系的な説明は次のようになります。(読みたい人だけどうぞ!)
むか~し、科学の授業で「活性化エネルギー」って聞きませんでした?
これです。(Wikipediaより)
横軸が時間で、縦軸が反応に必要な労力(エネルギー)だと考えましょう。
化学の世界では、”X”という素材が化学反応を通して”Y”に変化するときに、一度”Y”よりも高いエネルギーが必要になります。
そして、”触媒”というものを用いることで、この高いエネルギー(活性化エネルギー)を低くすることができます。
勉強でも、同じことが言えます。
勉強を開始するときには、勉強を継続するよりも多くのエネルギーが必要になることは説明しました。
そして、
「あと10秒間だけ勉強して、やっぱり嫌だったらやめていい」
というのは、この活性化エネルギーを引き下げるのに非常に効果的なんです。
(先述の”触媒”の役割です)
みなさん、もう勉強なんて嫌だ!と思った時に、
「あと10秒間だけ」
勉強してみてください。きっと、これが合否を分けることになります。
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