事例別!よくある失敗例~事例Ⅱ

事例別に!よくある失敗例を!解説します!!!

今回は事例Ⅱについて。

■事例Ⅱ
⇒「突飛な解答を書いてしまう」

これは、だれしもが悩む内容で、誰しもが犯したことのある間違いではないでしょうか?

全事例の中で、事例Ⅱが最も解答の自由度が高いです。

アイディア勝負のような感じで、色々な突飛な施策を書いてしまいがちです。

ですが、もちろんただ思いついたアイディアを書いただけでは合格点は取れません。

では、一体どうしたらよいのでしょうか?

それは、

「自分で設問に制約条件を追加する」

ということです。

設問文に書いてある制約条件だけではなく、自分自身で制約条件を設定するのです。

このために有効な方法が2つあります。

一つ目は、「設問間の関係性を考慮する」こと。

二つ目は、「事例全体のストーリーを意識して、その企業の目指すべき方向に近づける」ということです。

一つ目は、なんとなく理解しやすいと思います。

「設問1で~が問われんたんだから、設問2では~については書かないようにしよう」といった具合です。

二つ目の方がとっつきにくいかもしれませんが、重要度は高いです。

例えば、B社が「地域繁栄による自社の繁栄」を目指していたとしましょう(H29-事例Ⅱ)。大体、何年の過去問にもこういったB社のビジョン・目指すべき方向が与件文に書かれています。

ここで、こんな設問がでてきたとします。

 設問:「B社が今後も安定した売上を確保するために、どのような施策を助言するか?」

 先ほどのB社の目指す方向を考慮すると、この設問は次のように制約条件を設定できます。

 設問:「B社が今後も安定した売上を確保するために、どのような(地域繁栄による自社の繁栄を実現する)施策を助言するか?」

このように自ら制約条件を設定することによって、突飛な解答を防ぐことが可能になります。

事例Ⅱで突飛な解答をよく書いてしまう、という方は、ぜひこの「自分で制約条件を設定する」ということを意識してみてください。

きっと、これまでとは違った解答になると思います。