計画を立てるのが苦痛な人の学習計画 ~その1ずぼら編~

中小企業診断士の試験勉強の計画はどうすればいいのか、知識のインプットと問題を解くアウトプットの比率はどうすればいいのか、といった学習計画で悩んでいませんか?
試験日から逆算して、細やかな計画に落とし込んでいくこと…なんてできませんでした。計画を立てるのが苦手だからです。まずは、10分もあればできる方法からやっていきます。

試験までの期間を大まかに分ける

「試験日から逆算して、計画を立て、徐々に細やかな計画に落とし込んでいく」とよく言われますが、難易度が高いと思っています。
自分の実力も試験の詳細もわからない状態で、細やかな計画を立てるのは難しい。
計画を立てるのが得意な方はそれでいいのですが、計画を立てるのが苦手な人には苦痛・・・

そこで、まずは大まかな計画を立てていきます。

参考となるのが、試験のプロである受験校のスケジュールです。

受験校のスケジュールを大まかに分割すると、シンプルな割り振りになっています。しかしながら、万人向けに考えられた効果の高い方法と思っています。

試験までの期間を次のように3等分します。
たとえば、来年の1次試験まで約1年と考えます。

  • 期間1:基礎力を付ける(基本的な内容を学ぶ)6か月
  • 期間2:応用力を付ける(応用的な内容を学ぶ)3か月
  • 期間3:直前期のチェック(最後の仕上げ)3か月

基礎力(基本)、応用力、直前期を2:1:1に分けます。
試験期間が短い場合も、この割り振りはかわりません。

割り振りを変えるのは、初めて学ぶ科目でとっつきにくいものがあるときです。入門する期間を基礎力の期間から割りふり、4つの期間にします。

  • 期間1:まずは入門する(初めて学ぶ場合は入門的な内容を学ぶ)1か月
  • 期間2:基礎力を付ける(基本的な内容を学ぶ)5か月
  • 期間3:応用力を付ける(応用的な内容を学ぶ)3か月
  • 期間4:直前期のチェック(最後の仕上げ)3か月

学習を始めた後に入門していないことを後で気づく場合もあります。
その場合は、使用するテキストなどを入門書のレベルに一段階落して、入門するようにします。

診断士の試験はよくできており、入門せず無理やりな暗記で押し通そうとしても、60点を超えることができません。いずれ、壁にぶち当たります。

なお、「期間1:基礎力を付ける」期間は、テキストを読んでインプットを行い、簡単な問題を解いて初歩的・典型的な問題の学習を進めます。

「期間2:応用力を付ける」期間は、様々な問題をといて理解度を深めていきます。
自分の知識が不足している部分もわかってきますので、そこに関してはテキストを何度も読んで理解を深めます。

「期間3:直前期のチェック」期間は、知識を整える期間です。
細かい知識を必要とする問題や難しい応用問題にも取り組みがちですが、60点の合格ラインをとれるだけの問題に集中します。あくまで基礎力をがっちりと整えます。
余裕と得意科目がある場合のみ、知識を広げて点数を上乗せすることを考えます。

まとめ

3つに期間をわけるだけですので、誰でも簡単にできます。
10分もあれば、できると思います。

細やかな日程計画や時間もこの時点では不要です。大まかに月や日数でわけていきます。

計画をたてることで、どの期間に入っているのかがわかるので、学習の指針にもなります。今年一次試験を受験される方は、「期間3:直前期のチェック」期間に入っています。60点の合格ラインの基礎のだけの問題に集中していく時期です。

私も過去問(科目によっては問題集)と模試試験に絞ってアウトプットを繰り返しました。しっかりと合格の基礎力を。

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