計画を立てるのが苦痛な人の学習計画 ~その2 インプットとアウトプットを割り振る

知識などを学習するインプット、問題を解いて試すのがアウトプットです。
効果的に学習をすすめるための大まかなアウトプットとインプットの分配について考えてみます。
1次試験と2次試験で異なってきますので、前回紹介したの3つの期間ごとにそれぞれ記載します。

1次試験:基礎力を付ける期間

一次試験はマークシートで知識を問われる問題です。

同じような傾向の問題も出題されるため、過去問を意識して学習をすすめていきます。

テキストや受験校を利用されている人は講義を受講してインプットし、学んだところから過去問や問題集でアウトプットしていきます。インプットとアウトプットは5:5の割合です。

覚えることもたくさんありますが、インプットには隙間時間を活用しやすいという特徴もあります。

1次試験:応用力を付ける期間

応用量を高める時期は、アウトプットの量を増やしていきます。

7科目受験者は、難しい問題も多いため6割~7割をとれる基本的な問題を中心に繰り返しアウトプットします。

科目別合格者は、自身の戦略に合わせてちょっと難しい問題にも手を広げて、対応力の幅をひろげていくのも手です。

イメージとしては、インプット3:アウトプット7です。

1次試験:直前期チェックの期間

ひたすら過去問や問題集を解いて知識を定着させます。
インプット1:アウトプット9のイメージです。

新しい知識習得は経営法務などの法改正のチェックなどにとどめます。
何度も問題をといて体になじませることが有効になります。

何度も問題をといて体になじませることが有効になります。

2次試験:基礎力を付ける

2次試験は1次試験の応用力・実践力が問われます。

インプットには2つあります。

1つは1次試験の知識の理解です。
1次試験ではマークシートでしたが、何も見なくても「記述できる」というレベルまで理解度をあげるのが鍵となります。

2つめは、2次試験の問題を解くための解答プロセスを習得することです。

インプットしたことを、過去問などで試していき、基本となる能力を身に着けていきます。
この時期は、インプットが6:アウトプットが4のイメージです。

2次試験:応用力を付ける

2次試験は、解答プロセスが個人の特性にも左右されます。
何度も問題をといて自分なりの解答プロセスと課題を見つけるといったトライ&エラーが必要です。

そのため、インプット1:アウトプット9となります。

2次試験:直前期のチェック

2次試験の直前期には、再度インプットの充実が必要です。
インプットとアウトプットのバランスを意識して整えます。
解答プロセスの充実に集中しがちで、基本となる1次知識が不足気味になります。インプットとアウトプットの両輪をうまく回していきます。
インプット5:アウトプット5になります。

まとめ

1次試験は、過去問や問題集を意識して勉強をすすめます。アウトプットを意識して勉強します。
2次試験は、インプットとアウトプットのバランスを取りながら、自分なりの課題を立てていきます。

1次試験


期間1:基礎力を付ける(基本的な内容を学ぶ):インプット5 アウトプット5
期間2:応用力を付ける(応用的な内容を学ぶ):インプット3 アウトプット7
期間3:直前期のチェック(最後の仕上げ): インプット1 アウトプット9

2次試験


期間1:基礎力を付ける(基本的な内容を学ぶ):インプット6 アウトプット4
期間2:応用力を付ける(応用的な内容を学ぶ):インプット1 アウトプット9
期間3:直前期のチェック(最後の仕上げ): インプット5 アウトプット5

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