紙幣と資格の共通点(診断士は足の裏の米粒なの?)
紙幣と資格(特に診断士)に共通点があること、知っていましたか?
「いきなりなんだよ」とか、「ばかじゃねぇの?」と思った方は、とても正常な方です。
ですが、なかなか面白いと(私は)思っているのでよければお付き合いを。
まずは、紙幣について。
紙幣というのはあまりに日常生活に溶け込んでしまっているため、何が紙幣を”貨幣”にしているのかを意識することはありません。
ここで、”貨幣”というのは、いわゆるお金であり、何か価値のある商品(リンゴ・家・服、等)と交換可能なものを指しています。
よくよく考えると、私たちが普段使用している紙幣というのは、それ自体には何も価値はありません。
強いて言えば、遭難したときに燃やして暖をとれるくらいです。
(よくあるたとえ話ですね)
では、一体何が紙幣を”貨幣”にしているのでしょうか?
それは、”みんなが紙幣を商品と交換しているという事実”です。
…はい。あなたが怒るのもわかります。
でも、現実にこれが起きているんです。
循環論法になってしまいますが、紙幣を”貨幣”としているのは、紙幣を”貨幣”として扱っていることなのです。
もし、世の中の全員が紙幣と商品を交換してくれなくなったとき、紙幣はただの紙になります。(本当です)
次に、資格(特に診断士)について考えてみましょう。
社労士や弁護士であれば、独占業務があるため資格自体に価値が多少なりとも発生します。
しかし、診断士はどうでしょう。独占業務は何もありません。
資格を取って得られるものは、”診断士”という肩書だけです。
この肩書は、肩書だけでは何も価値もありません。
そうです、これは、何とも交換できない紙幣のようなものです。これが紙幣と資格の共通点です。
でも、紙幣と共通点があるのだとすると、診断士に価値を付与する方法も自然と分かります。
それは、単純ですが、”診断士という肩書きを使う”ことなんです。
紙幣と全く同じように、みんなが(特に社長様が)診断士に価値があると思い、診断士に何かを依頼するからこそ、診断士に価値が生まれるのです。
現在診断士の方は、足の裏の米粒なんて言わずに、たくさん診断士を使いましょう。
現在受験生の方は、是非合格後にたくさん診断士を使いましょう。
これが、独占常務のない診断士に価値を付加する唯一の方法なんです。