2次試験学習方法で分かる診断士としてのあなたの行動
あなたは、診断士2次試験の学習にどのように取り組みましたか?
なんと、この取り組み方法から、将来診断士になったときにどのような顧客の問題解決(すなわちコンサルティング)を行うのかが分かってしまします。
まず、2次試験とコンサルティングには共通点があります。
それは、「正解が分からない」ということです。
経営において、唯一絶対の正解はありません。
そして、診断士2次試験では模範解答が公表されていませんし、実際に真逆の内容を書いているのに両者とも合格していることもあります。こちらも唯一絶対の正解はありません。
つまり、2次試験学習にどのように取り組むかというのは、
「正解のない問題に対してどのように取り組むか」
であるといえます。
ここで、いくつか例をあげます。
例① 他人の意見を聞かない学習者
2次試験学習において他人の意見を参考にせず、「自分の答えが絶対に正しい!この合格回答は全然だめだ!」などといって学習している人は、コンサルティングの場面でも同じことを言います。
「私の施策は絶対だ!社長は絶対にこれをやるべきだ!」
もちろん、他人の意見などは参考にはしません。
例② 教材を買いあさる学習者
まず色々な教材を買いあさり、情報収集を行うタイプです。
コンサルティング実務においても、まずは情報収集からはいることでしょう。大量の本や情報商材を蓄積することになるかもしれません。
例③ 合格者の再現答案を分析する学習者
模範解答がない以上、正解を導くためには過去の合格者の再現答案を分析するのが良いだろうと論理的に考えて行動するタイプ。
コンサルティング実務においても、ゴールから逆算して論理的に考え、そのうえで自分が何をすべきかを考えることになるでしょう。
診断士試験において、もちろん合格することは大切です。
ですが、合格までのプロセスは、今後のコンサルティング実務においてはもっと重要になります。
もちろん、正しいプロセスというのは存在しません。大切なのは、自分がどうありたいかです。 是非受験生の方には、自分のありたい診断士像を描き、それに基づいたプロセスで学習していただきたいと思います。